リンクまとめページとは?SNSのプロフィールリンクを1つにまとめる理由と作り方
YouTubeに動画を上げて、Xで告知して、イラストはpixivに、グッズはBOOTHに。活動を続けるほど、あなたの居場所はいくつものサービスに散らばっていきます。
ところが、SNSのプロフィール欄に置けるリンクは限られています。サービスによっては1つしか置けなかったり、置けても目立たない位置に表示されたりします(仕様は変わることがあるため、各サービスの公式ヘルプで確認してください)。せっかくプロフィールを見に来てくれた人がいても、どこへ行けばいいか分からなければ、そのまま戻ってしまいます。
そこで使われているのが「リンクまとめページ」です。英語では「リンクインバイオ(link in bio)」とも呼ばれます。活動先へのリンクを1ページに並べ、そのページのURLだけをプロフィールに置く方法です。
この記事では、リンクまとめページの基本と、まとめる理由を解説します。そのうえで一番大事な「何を・何個・どの順で置くか」の考え方を、駆け出しのクリエイター向けに順を追って説明します。読み終えるころには、自分のページに置くリンクを決められるはずです。
リンクまとめページとは何か
リンクまとめページは、あなたの活動先への「案内板」です。ページの上にはアイコンや活動名、短い自己紹介があります。その下に、YouTube、X、pixiv、BOOTHといった各サービスへのボタンが縦に並びます。
SNSのプロフィールには、このページのURLを1つだけ置きます。プロフィールを見た人はそこをタップし、案内板の中から行きたい場所を選びます。
プロフィールに直接リンクを置く場合との違い
| 比べるポイント | プロフィールに直接リンク | リンクまとめページ |
|---|---|---|
| 置けるリンク | サービスの仕様しだいで限られる | 複数を並べられる |
| 見た人の行き先 | 1か所に固定される | 目的に合わせて選べる |
| 活動先が増えたとき | 各SNSのプロフィールを全部書き換える | まとめページを1か所直すだけ |
| どこが押されたか | 分かりにくい | クリック数を確認できるサービスもある |
見落とされがちなのが、3つ目の「更新の手間」です。X、Instagram、TikTok、YouTubeと複数のSNSを使っていると、新しい活動先ができるたびに全部のプロフィールを直すことになります。まとめページなら、更新は1か所で済みます。
なぜプロフィールのリンクを1つにまとめるのか
理由は大きく3つあります。
1. プロフィールが見られる時間は短い
プロフィールを開いた人が、隅々まで読んでくれることはあまりありません。気になった投稿から飛んできて、「どんな人だろう」と少し眺めて、次の行動を決めます。その短い時間に、リンクがあちこちに散らばっていると、どれを押せばいいか迷わせてしまいます。
2. 活動先が増えるほど「入口」がばらばらになる
駆け出しのころは、動画、配信、イラスト、グッズと、いろいろ試しながら活動先が増えていきます。それ自体はよいことです。ただ、ファンから見ると「結局どこを見ればいいのか」が分かりにくくなります。まとめページは、散らばった活動を1つの入口にまとめる役割を持ちます。
3. ファンがあなたを「たどり直せる」場所になる
SNSのタイムラインは流れていきます。一度見かけた人をもう一度探そうとしても、投稿が埋もれて見つからないことがあります。まとめページのURLを覚えてもらえれば、いつでもあなたの活動全体にたどり着けます。イベントで配る名刺や、動画の概要欄に載せておけば、SNS以外からの入口にもなります。
何を置くか:リンクの候補を洗い出す
まずは、今の活動に関係するリンクを全部書き出します。この段階では絞らなくてかまいません。次の4つの分類で考えると、漏れが減ります。
| 分類 | 見た人がすること | リンクの例 |
|---|---|---|
| 見る・聴く | 作品や配信を楽しむ | YouTube、Twitch、ツイキャス、pixiv、Spotify、nana |
| つながる | フォローして続きを追う | X、Instagram、TikTok、Discord |
| 応援する・買う | お金や行動で支える | BOOTH、pixivFANBOX、Fantia、Ko-fi、OFUSE、SUZURI |
| 依頼・連絡 | 仕事や質問を送る | Skeb、依頼フォーム、マシュマロ |
書き出したら、それぞれに「このリンクを押した人に何をしてほしいか」を一言で添えてみてください。
例:「YouTube → 最新の歌ってみたを聴いてほしい」「BOOTH → 新作のアクリルキーホルダーを見てほしい」
一言で書けないリンクは、今は置かなくてよい候補です。リンクまとめページは、リンクまとめサービスを使えば数分で用意できます。サービスは複数あるので、この記事の考え方で中身を決めてから選ぶと迷いません。
何個置くか:5つ前後に絞ると迷わせない
候補が10個以上になる人もいるはずです。それでも、まとめページに置くのは5つ前後をおすすめします。
絞るほど押されやすくなる理由
ボタンが多いと、見た人は「どれを押せばいいか」を考えなければなりません。考える手間が増えるほど、どれも押さずに戻ってしまう人が出てきます。5つ前後なら、スマホの画面でも全体を見渡せて、「これを見ればいい」が伝わります。
絞ることは、あなた自身が「今、何を一番届けたいか」を決めることでもあります。活動の軸がはっきりしている人ほど、見た人の印象にも残ります。
絞り方の手順
- 洗い出したリストから、ここ1か月ほど更新していないものを外す
- 同じ役割のものが2つ以上あれば、より活発な方を残す(例:XとInstagramで同じ告知をしているなら、反応がある方)
- 「応援する・買う」は、売っているもの・受け付けているものがある時期だけ置く
- 残ったものが5つを超えたら、「見る・聴く」と「つながる」を優先する
- 外したリンクはメモに残し、時期に合わせて入れ替える
外したリンクは「なくす」のではなく「控えに回す」と考えると、迷わず絞れます。新曲を出したらSpotifyを上げ、即売会の前にはBOOTHを上げる。そうやって入れ替えればよいのです。
どの順で置くか:上から「いちばん見てほしいもの」
並び順は、リンクの数と同じくらい大切です。見た人は上から順に目を通し、最初のほうで押すかどうかを決めることが多いからです。
順番の決め方
基本の型は次のとおりです。
- 1番目:今いちばん見てほしいもの(最新作、次の配信、新作グッズなど)
- 2番目:活動の本拠地(メインのチャンネルや作品一覧)
- 3番目:続きを追ってもらう場所(XなどのSNS)
- 4番目:応援・購入の場所(ショップや支援サイト)
- 5番目:交流や連絡の場所(Discord、依頼窓口など)
ポイントは、1番目を「チャンネルのトップ」ではなく「具体的な1本」にすることです。例:「新曲『○○』のMV」「○月○日の初配信の待機所」。行き先がはっきりしているほど、押す理由が生まれます。
ジャンル別の並び例
| ジャンル | 1番目 | 2番目 | 3番目 | 4番目 | 5番目 |
|---|---|---|---|---|---|
| VTuber | 次の配信の待機所 | YouTubeチャンネル | X | グッズ(BOOTH) | Discord |
| 歌い手 | 最新の歌ってみた | YouTubeチャンネル | ニコニコ または nana | X | マシュマロ |
| イラストレーター | pixiv(作品一覧) | X | Skeb | BOOTH | pixivFANBOX |
| ミュージシャン | 新曲(Spotifyなど) | YouTube(MV) | ライブ情報 | X | SoundCloud |
| コスプレイヤー | X | 写真集(BOOTH) | TikTok | Fantia |
これはあくまで出発点です。依頼を増やしたいイラストレーターなら Skeb を上に、グッズの販売期間中ならBOOTHを1番目に。目的に合わせて入れ替えてください。
1番目のリンクは「入れ替える前提」で考えるのがコツです。新作の公開、配信、イベントなど、予定が決まるたびに1番目を差し替えると、ページを開いた人がいつでも「今」のあなたに出会えます。
リンク名と見た目で押しやすくするコツ
同じリンクでも、ボタンの書き方で押されやすさが変わります。
- サービス名だけでなく「何があるか」を書く:「YouTube」より「歌ってみた動画(YouTube)」
- 期間限定のものは期限を入れる:「新作グッズ予約 ○月○日まで」
- ボタン名は短く:スマホで1行に収まる長さを目安にする
- アイコンと名前をSNSとそろえる:違うと、別人のページだと思われることがある
- 色や装飾は控えめに:背景とボタンがはっきり区別できれば十分
よくあるつまずきと直し方
| よくある状態 | 起きていること | 直し方 |
|---|---|---|
| リンクが10個以上並んでいる | どれを押せばいいか分からず、離れてしまう | 5つ前後に絞り、残りは控えに回す |
| 1番目が数か月前の作品のまま | 「今は活動していないのかな」と思われる | 予定が決まるたびに1番目を差し替える |
| ボタン名がサービス名だけ | 押した先に何があるか想像できない | 「新曲のMV(YouTube)」のように中身を書く |
| SNSごとに違うページを貼っている | 更新漏れが起きやすい | すべてのSNSに同じページのURLを置く |
| 終わった企画のリンクが残っている | 押すと終了したページが開き、がっかりされる | 期限のあるリンクは、終わった日に外す |
どれも、作った直後は問題がなくても、時間がたつと起きやすいことです。ページは「作って終わり」ではなく、活動の近況を伝える場所として手入れしていきましょう。
作ったあとの見直しチェックリスト
- ☐ スマホで開いたとき、1番目のリンクが最初の画面に入っている
- ☐ すべてのリンクが正しく開く(削除した投稿や、終わったイベントのページが残っていない)
- ☐ 1番目のリンクが「今」の内容になっている
- ☐ 各SNSのプロフィールに、まとめページのURLを置いた
- ☐ 月に1回は並び順を見直す日を決めた
Linklyでリンクまとめページを作る
Linklyは、日本のクリエイター向けのリンクまとめページです。リンクを「まとめる」だけでなく、ジャンルからあなたを「見つけてもらう」入口があるのが特徴です。ここまでの考え方をそのまま使って作ってみましょう。
- クリエイターとして無料登録する:メールアドレスとパスワードで登録でき、クレジットカードは不要です。ユーザー名がそのままページのURL(linkly.jp/ユーザー名)になるので、SNSと同じ綴りにしておくと覚えてもらいやすくなります。
- プロフィールを整える:アバター、表示名、自己紹介を入れます。表示名は Explore のキーワード検索の対象になるので、活動名をはっきり入れておきます。
- リンクを5つ置く:Freeプランで置けるリンクは5件です。この記事で絞った5つを、決めた順番で追加します。URLを入れるとYouTube、X、pixiv、BOOTHなど主要サービスのアイコンが自動で付き、あとから並び替えもできます。
- カテゴリを設定する:ダッシュボードの「カテゴリ設定」で、VTuber、歌い手、イラストレーターなどの活動形態やジャンルを選びます(Freeプランは2つまで)。カテゴリと自己紹介がそろうと、クリエイターをジャンルで探せる Explore に掲載されます。
- デザインを選び、SNSに貼る:背景・プロフィール部分・リンク部分の3か所をテーマで変えられます。できたらURLを各SNSのプロフィールに貼り、X・LINEへのシェアボタンやQRコードで知らせます。SNSでシェアすると、プレビュー画像も自動で表示されます。
Explore は新着順や注目順でも並べられるため、フォロワーが少ない時期でも前に出るチャンスがあります。注目順はプロフィールを最近更新した順なので、リンクを入れ替えるついでに自己紹介も見直すとよいでしょう。
作ったあとは、アナリティクスでプロフィールの閲覧数やリンクごとのクリック数を確認できます(Freeプランは直近7日分)。押されていないリンクがあれば、名前や順番を変えて様子を見てください。
まとめ
- リンクまとめページは、散らばった活動先を1つの入口にまとめる「案内板」
- 置くリンクは「見る・聴く」「つながる」「応援する・買う」「依頼・連絡」の4つで洗い出す
- 数は5つ前後に絞ると、見た人が迷わない
- 並びは上から「いちばん見てほしいもの」。1番目は具体的な1本にする
- 作ったら終わりではなく、予定に合わせて1番目を入れ替える
まずは今日、置きたいリンクを5つ選ぶところから始めてみてください。選んだ5つは、そのまま Linkly のページになります。無料でページを作る
見つかるページを作る
3分で完成。クレジットカード不要。